4年前のこの日・・・ロンドン市内では、地下鉄と路線バスで、イスラム過激組織による同時爆破テロが起き、52名もの人が亡くなりました。
私も当時、船会社で仕事をしており、同じ部署のロンドン駐在の人達のことをとても心配したのを覚えています。
アメリカNYの同時多発テロ以来続く、あの頃の不穏で暗鬱な空気・・・。
そして、このロンドンの爆破テロ以降、イギリスではイスラム系住民への嫌がらせや暴行が相次いだり、神経質になりすぎた警察による、ブラジル人青年の誤射殺事件など、多くの人達がテロの疑心暗鬼にさいなまれました。
日本にいると、イスラム教徒やアラブ系の人はごくごく少数で、その実感は薄いのですが、ロンドンにはたくさんの人達が住んでいます。バスや地下鉄で隣り合わせることなど日常茶飯事。ありふれた光景です。
でも、だからこそ
「今、自分のすぐ隣に座っている人、住んでいる人はテロリストかもしれない・・・。」
そんな心理的な脅威は、テロの直後、本当にすぐ身近なものとして迫ってきたことでしょ
う。良き隣人にも疑いを持たねばならない社会・・・、悲しいことです。
あれから、4年たち、テロの脅威はずいぶん薄れてきたとは言え、いまだに英軍は米軍と共にアフガニスタンに駐留してタリバン政権と戦っており、時おり、兵士の死亡ニュースも流れてきます。
空港でも、ハンドクリームやベルト、靴に至るまで、一旦身からはずさなければ出国審査も通りません。
テロの未遂事件も、たまにですが起きているようです。
今日はハイドパークで、チャールズ皇太子も出席し、追悼式典とともに、犠牲者と同じ52本のスチール製の柱からなる記念碑の序幕も行われました。(写真はアーティストによるイメージ。実物の映像もこの通りでした。)
あのイスラム過激組織のテロが記憶にある日本人…どのくらいいるでしょうね。当時、仕事柄、「今、ロンドンは無理」って言っていた私たちでさえ、ほとんど忘れています。
返信削除9・11にしてもそう。
めいさん、珍しくかなり真面目に思うんです。
テロとは話が少しずれますが・・・
「核保有国の全政治家、全権力者は広島の原爆資料館に行くべきだと」
山口育ちのため、何かとあの夏の日は身近に感じるものがあります。学校でも原爆のことを学びます。
あの資料館に行くと、人間の愚かさエゴ、矛盾、頭の中がパニックを起こすほどぐちゃぐちゃになります。
人間ってここまで残酷なんだ・・・って。
原爆資料館を体験してもなお、核兵器を作り続けられるのなら…人間はいったいどうなってしまうんだろう…って本気で思います。
アウシュビッツと同じく、ユダヤ人収容所があった、ドイツのダッハウという街に行ったときも、同じ事を感じたなあ…
考えて答えがでることじゃあないけど、人間は平和を保つことができない生き物なんでしょうかね。
50名以上も人が亡くなったのに、たった4年で、直接関わっていなかった私達の記憶からは、遠のいてしまう・・・恐ろしことです。
返信削除原爆資料館やユダヤ人収容所・・・めいさんは見てきたんですね。めいさんの感じたこと、考えること、もっともだと思います。
平和を願わない人などいないはずなのに、どうして世の中はそうならないのか?・・・
私は幸いにも、まだこちらに来て感じたことはありませんが、友達によっては、ロンドンではアジア人に対する差別を感じることが多いそうです。バスが止まってくれない、店で自分だけが後回しにされる・・・そんな生活の些細な所から既に、人間同士のいがみ合いやいさかいって起こってるんですよね。そういう話を聞くと、人の性善説を信じたい所ですが、つい、悲観的になってしまいます。。。