2009年12月31日木曜日

ふと思い立ってバルセロナ 12/28〜31 ④ フラメンコ・ショー

バルセロナでやりたかったこと③ フラメンコを見ること

スペインといえば、フラメンコ。。。と思いがちですが、南部・アンダルシア地方の芸能のため、実は、北部のバルセロナで、フラメンコはあまり盛んでないそうです。それでも、観光客向けとはいえ、イギリスではほとんど見かけないタブラオ(フラメンコを鑑賞できる居酒屋)がいくつかあるので、行ってみました。

というのも、まだダンススタジオで週1回、しぶとくフラメンコを続けているから、とうのもあり。恥ずかしいことに、いまだにリズムすらよくわからんのですが(苦笑)、自分の情けない姿はさて置き、先生のホルヘ(Jorge Mulas)のダンスが哀愁溢れ、見ているだけで本当に惚れ惚れするのと、ステップがバシッと決まった時が気持ち良く・・・。多少なりともその参考になれば、と思ったのです。

訪れたのは、バルセロナ一の繁華街、ランブラス通り沿いにある「コルドベス(Cordobes)」。前日にお店に寄って予約をし、ショー&飲み物で一人37ユーロを前払いしました。
当日は、予定の夜8時15分より少し前に行くとお店の前はすでに入店待ちの人でいっぱい。時間が来ると、ひとグループずつ名前を呼ばれてお店に入り、順番に席に案内されます。私達は舞台の向かって右サイドで、真ん中ぐらいの席でした。おそらく正面などの見やすい席は、レストランでの食事付きのコース(68ユーロ!)を取った人達でしょう。私達はお酒のサングリアのみ。でも予約しておいて正解、満席でした。

ギタリスト3名。歌い手は貫禄のある女性。ダンサーは男性2名と女性3名。
いつもドキドキするのは手拍子とサパテアードと言われる、靴音のリズム。
残念ながら、自分の席からでは、見たかったダンサーの足下はほとんど見えませんでしたが、雰囲気のあるフラメンコを楽しむことができました。

フラメンコは、なぜか日本人に大人気です。スペイン人の次にたしなむ人が多いのは日本人だとか。このレスントランに来ている人も、市内のバルセロナ観光で見かける日本人はそれほど多くないにもかかわらず(むしろほとんど中国系で驚きます。。。)、このタブラオに来ている東洋人のほとんどは日本人でした。
どうして、遠く離れたスペインの民族舞踊に日本人がこうもハマるのか??
旦那さんの言葉に「なるほど!」と納得したのですが、かき鳴らされるフラメンコギターは津軽三味線に感じる情念に、哀愁漂うカンテ(歌)は「演歌」や「民謡」に通じるものがあるからではないか、と。

短いですが、雰囲気がわかるので、動画を載せてみます。これはショー初めの出演者全員によるパフォーマンス。

2009年12月30日水曜日

ふと思い立ってバルセロナ 12/28〜31 ③ スペイン料理は安くてウマい?

バルセロナでやりたかったこと その② 美味しいスペイン料理を食べること。
3泊4日しかなかったので、積極的に”ザ・スペイン料理”を食べました。
とはいえ、特にグルメでもなく、食にこだわりのない我が家なので、適当なお店にしか入っていませんが、特に美味しかったのは、やはり海鮮。

最終日に行ったバルセロナの目抜き通り”ランブラス通り”にある”サン・ジュセップ市場(Mercat de Sant Josep)”は、予想外に楽しかった場所の一つですが、その市場を囲むような形で建物が立ち、うち一角は市場をすぐ側に見ながら、目の前に積み上がった新鮮な魚介をその場で調理して食べさせてくれる食堂になっていました。

ちっちゃな椅子とテーブルで窮屈に座って食べた、素朴なお昼ごはんは、新鮮な魚介ならではの味と歯ごたえが最高でした!!
が、請求書を見てびっくり・・・ゆでタコのぶつ切り、さっと揚げたクルマエビと白身魚、これにワインとオレンジジュース、ザッツオールで締めて55ユーロ(7,150円)・・・えぇぇ〜?!こんなキタナい市場の片隅の食堂で、それはちょっと高すぎやないか〜?!
どおりでこんなに豪勢に頼んでる人が周りにいないわけです・・・たいがい魚介一皿に、ワインとパンやジャガイモぐらいのもの。
我が家は、忙しそうなオバちゃんの勢いと、スペイン語がちんぷんかんぷんなのに気が引けて、「エビと魚とタコ・・・」と値段もわからずオーダーしまったのです・・・。と言っても、結局、看板のメニューを見てもさっぱり理解できなかったのですが。
かなりボラれた気はするものの、これはとにかくイギリスに来て以来、一番美味しかった魚料理(料理というほどの料理ではないし、素材勝ち?)だったかもしれません。
しかし、55ユーロは今考えても高すぎ・・・。ただ、お昼時ということもあるのか、とても混み合い、私達が立ち上がった後、その席が奪い合いになるほどの人気ぶりでした。

あとは、フラメンコを見に行く前に入ったレストランのタパス(小皿料理)の揚げイワシ。丸ごと揚げてあるだけのシンプルなものです。でも臭みもなく、”お魚の味”がして美味でした。
スペイン料理のパエリアも何度か食べ、美味しかったのですが、味がどこも濃い目で塩気が強い気がしました。

また、バルセロナのお肉屋さんでは山ほどぶら下がっている、イベリコ豚の生ハム。こちらもあちこち食べてみました。確かに美味しい・・・。しかし、やはり生ハムです。たくさん食べれるものでもなく(笑)。




正直なところ、関西人の欲で、スペインのご飯には「安くてウマい」を期待していただけに、”値段”という点ではちょっとハズレ?だったかも。
言葉がわからず、メニューを吟味せずにオーダーすることが多かったおかげで、けっこう高くつくことが多く、エンゲル係数の高い旅行になりました(苦笑)。まぁ自分達が現地のお店をよく知らず、”いかにも観光地”のお店にしか入らなかったせいもあるとは思いますが。

あと番外編では、バルセロナのチェーンカフェ”Farggi”。
チョコレートのたっぷりかかったデザート・メニューが多いのでベルギーのお店かと思っていたら、バルセロナ発のアイスクリーム屋さんでした。
我が家はお昼に、カスクートサンドと、クリームたっぷりのコーヒーをいただきましたが、かなり美味しかったので、きっとデザートやアイスも相当美味しいと思います。
街のあちこちにありますが、どこもお客で混み合っていました。

↓”Farggi”のHP(カタルーニャ語もあります!)
http://www.farggi.com/home.php#







↓しかし、市場はバルセロナで最も活気にあふれた場所でした!!魚をゴーカイにさばくお店のおばさん、色とりどりの果物や野菜・・・。お肉屋さんでは、ウサギやキジが売られていたり、羊の頭が山積みになってたり・・・うーん、どうやって料理するんだ??




















2009年12月29日火曜日

ふと思い立ってバルセロナ 12/28〜31 ② 建築めぐり

急遽予定を変更してやって来たバルセロナで、やりたかったこと。

①アントニオ・ガウディなど、街の建築物を楽しむこと。
②美味しいスペイン料理を食べること。
③フラメンコを見ること。

やりたかったこと① ガウディ他の建築を見る
”にわか建築ファン”になって見てきました(笑)。
バルセロナを中心とするカタルーニャ地方で19世紀末から20世紀初めに起こった、スペインのアール・ヌーボーと言われる芸術運動”モデルニスモ”。
その成果がガウディをはじめとする建築家達の作品群です。

写真集などでは再三見てきているので、何百メーター向こうからでもわかるような、さぞ奇抜な建物かと思いきや、驚いたのは”周囲との調和”でした。

確かに、近くまで行ってようやく入場待ちの観光客の長い列と、個性的な造形でそれとわかりますが、だからと言って調和をぶち壊すというよりは、有機的で自然、色も優しげで、パステル調のバルセロナの伝統的な町並みの中に、すっかり馴染み、溶け込んでいます。

博物館では、建築ド素人の私から見ると、突飛で、「いつか崩れるのでは??」と思えていたような曲線的な形も、自然の造形をモチーフにそれを単純化し、物理的、人間工学的な観点からもしっかり裏付けられた建築であることがわかり、さらにビックリ。
どの芸術家もそうですが、「周囲の自然から学ぶ」ことって大きいのだなぁ。。。

また、ガウディの建築の中では印象的な、砕いたタイルは、装飾の他にも壁面の防水の役割を果たしているとか、建物の上部と下部で、貼るタイルの色の濃さを変えることで、部屋の中への光線を調整しているとか、実際に見て「ただ感性の赴くまま作りました」というのとは違うのだと納得。。。

世界遺産サグラダ・ファミリア聖堂は、正直言って、ほとんど工事現場。そこに1時間以上並んで、10ユーロものお金を払って見る感じです。完成図(→写真左。茶色の部分が現在の姿。)からはまだ途方もなく遠い状態(笑)・・・、でも中はまるで宮崎駿監督の「天空の城・ラピュタ」の大きな木の中にいるようでした!

他にも曲線だけで作られた、波打つ形が印象的な「カサ・ミラ」、海のイメージ満載の「カサ・バトリョ」、バルセロナの宅地として建てられたものが後に公園になった「グエル公園」など、建物を辿っていくだけでもあっという間に1日2日過ぎてしまいます。ガウディの建物はどれもイメージがはっきりしていて、見ているだけでも楽しく、まるでテーマパークのようでした!









しかし、どこもすごい人・人・人!!街自体は年末で、むしろ人少ななのに、ガウディの建物の前だけはズラリと人が並び、中に入るのに1時間待ちなどざら。サグラダ・ファミリアは、入場に1時間、上に昇るエレベーターに1時間並ばねばなりませんでした。。。
そして入場料はけっこう高い・・・カサ・バトリョにいたっては、一人16ユーロ(約2,150円)も!

それにしても、難しい話は抜きにして、ガウディ、そして同時代の建築家達の建物はとてもラブリ〜!

一般的に、”建築”というと、シャープで、無駄をそぎ落とし、自然から自立したようなものが最先端と言われる傾向があるように思いますが、そうした建物は、確かに整然とした美しさはあるものの、見ていてある種の緊張を強いられる気がします。

かたや、ガウディの”森や海の中にいる安らぎ”を感じるような、カオスと自然の摂理・秩序とが共存している作品もまた楽しく美しい・・・。

思ったよりもバルセロナはずっと大きな街で、結局全部はまわりきれず。。。
「建物を見るだけ」と思っていましたが、ホテルに帰ったらもうグッタリ・・・歩き疲れました。。。

2009年12月28日月曜日

ふと思い立ってバルセロナ 12/28〜31 ① そんなこんなで






















年末、我が家は、イギリス南西部のコーンウォール地方へ、ドライブしながら泊まり歩く予定でした。この辺り、交通の便があまり良くない上、車で行こうにもかなりの距離があり、ロンドンから直線距離で比較しても、遠くスコットランドの手前まで行くのとそう変わらないぐらい。週末ちょっと行って帰ってくる、というわけにもいかない場所なので、この長期休暇を当て込んでいたのです。

しかし・・・、先日より続く寒波による道路状況の悪化に続き、ちょうど年末にかけて大雨・強風の予報、そして何よりサブイ・・・。連日朝は氷点下、最高気温ですら3℃だ5℃だと言われると。。。

結局、あれこれ出てくるマイナス要因に負けて、「・・・もちょっと天気が良くて暖かい所に行く??」ということに。急遽探して、翌々日のフライトで空いていたのがバルセロナでした。ちょうど残りの2席、しかも往復で一人200ポンドほど(約3万円)。この前の雪のキャンセルのドタバタで、22日(火)から予定されていたストライキは返上せざるを得なかったらしく、BAは平常通り運航しているようでした。

これはこちらに来て初めて知ったのですが、
イギリスとスペインは特に行き来の多い国同士のようで、ホリデーには、イギリスからたくさんの人が、暖かい日差しを求めて、スペインに出かけていきます。バルセロナなどの大都市はもちろん、マラガやイビサ島、カナリア諸島など、日本人にはあまり馴染みのないビーチも、こちらでは大変メジャーです。逆にスペインの人達もイギリスに仕事や観光で訪れることが多いようで、街のあちこちでスペイン語が聞こえてきますし、私の通うダンススタジオのホームページは、英語版以外にスペイン語版があるぐらい。
ロンドン(ヒースロー)ーバルセロナ間の飛行機も、BAだけで、一日6便も飛んでいるのです!

旦那さんの会社がイギリスの部署を閉めることになり、本当なら8月には移るはずだったバルセロナ。結局、人事の大ドンデン返しがあって、我が家は奇跡的にイギリスに残りましたが。
。。パスポートにも入国期限の切れたスペインのVISAが貼られたままです。

そんな因縁のバルセロナ・・・などと思う間もなく、ロンドン・ヒースロー空港からバルセロナ・プラット空港まで、飛行時間は2時間弱、あっという間に着きました。到着したターミナルは今年の6月にできたばかりで「’08〜’09の地球の歩き方」にも載っていません。床がまだ底光りしているぐらい(笑)、ものすごくキレイでした。空港バスも、数分おきに走っていて市内まで30分ほど、スムーズに出ることができます。「お、思っていたよりずっと便利やん?!」

空港には、どう見てもスペイン語にウリ二つの言葉が(でもどちらがスペイン語かわからない・苦笑)が併記されています。「ポルトガル語???」
いえ、たぶん違います。歴史的にも独立気運の強いこの地方の言葉、カタルーニャ語でしょう。











街は「首締め強盗」だの「ひったくり」だの、聞いていたほど物騒な雰囲気はなく、パリにも似た高層の建物が続くオシャレな雰囲気。
地下鉄も整備され、タクシーもキレイ。私の思い描いていた「いい加減なラテン気質のスペイン」というイメージとはかなり違いました。

そして何と言っても暖かい!!
我が家の滞在した3泊4日、日本でもありえない、20℃近い日が続き、寒いと思うことは一度もありませんでした。

2009年12月24日木曜日

クリスマスの風景

ブログをなかなかアップできないうちに、あっという間にクリスマスになってしまいました。
昨年も渡英したてのドタバタで、結局クリスマスのことは書けず仕舞いでしたので、去年と今年の2年分、あわせて街の写真を載せます。













↑これは昨年の写真。さすがキリスト教の国。国会議事堂にもクリスマスツリーがあり、驚きました(写真上左)。
ロンドンの観光名所、トラファルガー広場(上右)にも、第二次大戦でイギリスから支援を受けたことに対する感謝の意をこめて、ノルウェーから毎年20メートルを越す樹齢5、60年の大きなツリーが贈られ、毎年12月初めに点灯式が行われます。
クリスマスが終わっても、ツリーは、日本の「松の内」みたいなもので、1月初旬(十二夜)まで設置されています。その後、チップにされ、堆肥や木の冬囲いに使われるなど、きちんとリサイクルされているそうな・・・(笑)。











↑左はV&A美術館の隣、自然史博物館ですが、前はスケートリンクになっていて、寒い中たくさんの人が楽しんでします。右はハロッズ。





















↑いつも楽しみにしている紅茶専門店「フォートナム&メイソン」のショーウィンドー。ディスプレイは、いつも童話のワンシーンが表現されています。昨年のクリスマスは、「雪の女王」で、あまりの美しさに息を呑みました。今年はまだ見れていませんが。。。
写真下右は、どこか忘れましたが、アーケード前で。ロンドンのアーケードは、日頃から重厚で美しい所が多いのですが、クリスマス時期はいちだんとキラメいて、ウィンドーショッピングも楽しくなります!













↑こちらのクリスマスツリー、本物です!! 12月に入ると、あちこちのマーケットで、クリスマスツリーにするモミの木が売られています。皆さん、左のようなネットくるんで、かついで持って帰っています。かなり大きいのですが・・・。


→いつも、アーティスティックなロンドン地下鉄の広告。色んなアーティストが地下鉄のロゴをどこかに入れたポスターを製作していますが、今年のクリスマス時期、一番のお気に入りは右の”赤鼻のトナカイ”。
シンプル・素朴でいて、季節感もあって。描けそうでなかなか描けないかも。
























↑写真上左 ロンドン一の繁華街、オックスフォードサーカス。この辺りのイルミネーション点灯式は、11月3日でした!早い・・・。
今年はジム・キャリーの映画「クリスマス・キャロル」のプロモーションを兼ねたイルミネーション。こんな人通りの多い繁華街でも、イルミネーションは日本よりずっとシンプル。ロマンチックで上品です。ぎらぎらした他のネオンや看板がないせいでしょうか。
また、上右のように、この時期、町のあちこちで、楽器演奏や聖歌隊がクリスマスキャロルを歌う姿が見られます。
写真下は、左オックスフォード・ストリートのデパート、”デブナム(Dabenham)”とピカデリー・サーカスから見たリージェント・ストリート。











↑面白かったディスプレイ。
イギリスの国民食、ビール酵母から作られている独特のにおいと味のペースト”マーマイト(Marmite)”。色は濃い茶色、ねっとりして塩っぱく、味噌のような食べ物です。普通はトーストに塗って食べるらしいのですが、最近はこの味のポテトチップスやら、クラッカーやら色々な商品も出ています。ビタミンBが豊富とか。。。その前に塩気で血圧上がりそうですが(苦笑)。
このマーマイト専門のお店が突如リージェントストリートに出現。何から何までマーマイトなディスプレイに笑ってしまいました(左)。
右はオックスフォード・ストリートのお店のディスプレイ。童話チックながら、クリスマスレッドも毒々しく、オドロオドロしいディスプレイが個性的。クマさん達、歯を向いてる~!


→BBCはイギリスのNHK的存在ですが、NHKのようなお堅さはありません。他局の話題を堂々と取り上げたり、ドラマやコメディにも、タブーなし。かなり キワドイ表現の内容でもバンバン流しています。でいながら、製作している番組のクオリティは高い・・・ただ視聴料(TV License)もバカ高い・・・(苦笑)。左は朝のニュース”Breakfast”。クリスマスツリーからも、リラックスした雰囲気が伝わってきます。


11月に入ると、イギリスは早々にクリスマスモード。CMはどれもこれもクリスマス商戦まっしぐら。

というのも、こちらは、子供や恋人にだけでなく、家族や知人、それぞれ全員にクリスマスプレゼントを買い、交換する習慣があるから。暮れのお歳暮のようなものでしょうか。
不景気ということもあり、日頃あまり派手な買い物をしないイギリス人も、この時期は、両手いっぱいに紙袋を提げた姿が見られます。




→いつも通うダンススタジオのあるコベントガーデン。マーケット前に突然でっかいトナカイが・・・。でもこれは綺麗というより・・・ビミョー?!笑