数年前のイギリス・・・1ポンド=250円だった時代は、景気も絶好調で、それはそれはバブリーだったろうと思いますが、私が来た昨年12月には、既にそのバブルもはじけ、不況(Recession)真っ只中・・・。ブランド物に飛びつく人は少数派。
洋服にしても、以前ブログでも紹介した「プライマーク」のような激安店は売り上げをますます伸ばす半面、高級ブランド店はガラガラ。お客さんといってもインド・アラブ系や中・韓・日系のアジア人ばかり・・・という感じ。
イギリスの若い子達は、お金を持っていないので、日本人ほど洋服にお金をかけている様子はありません。でもやっぱりオシャレは好きだし、トレンドには敏感。いろいろ工夫して自分らしいファッションを追求している感じがします。
「オシャレだね~。」と友達に声をかけても「これも、これも、プライマークで数ポンドよ!」という答えが返ってきて、驚くこともしばしば。
こういう状況なので、イギリスには、最新の流行服を大量生産・低価格で販売する、”早くて安い”、「ファースト・ファッション(Fast fashion)」といわれる店が日本以上にたくさんあります。
H&M、TOPSHOP、ZARA、MANGO、NEXT、BENETTON・・・ちょっとした街のハイストリートには必ずこれ
らの「ファースト・ファッション・ブランド」が軒を連ねています。割と最近日本に上陸したばかりの、スウェーデン発のブランド”H&Mなどは、ハイブランドの建ち並ぶ銀座に一号店を出していましたが、本来、どこの街のハイストリートにもあるようなお店なのです。
この激安競争の中にあると、ロンドンにも出店している「ユニクロ」や「GAP」など、決して「安い」ブランドに入らない感じがします。例えば、ユニクロに対する、こちらの人の評価は「品質が良く、値段もそこそこ」という感じ。
このファースト・ファッション・ブランドの”H&M”が最近、イギリスのデザイナー、ジミー・チュウ(Jimmy Choo)とコラボして靴や服を売り出しました。
世界同時発売ということなので、日本でも話題になったようですが、普通、軽く3~500ポンドはする彼のデザイン靴が、100ポンド前後で手に入るとあり、ロンドンでも11月14日(土)の発売日は、寒い中前日から並ぶ人が出た、というほどの人気。

今、GAP・キッズでも、あのポール・マッカートニーの娘でありながら一流デザイナーとして知られる、ステラ・マッカートニーとのコラボ商品も並んでいます。
考えてみれば、ロンドンはパリと並ぶヨーロッパ・ファッションのメッカ。他にも私がいつも「アーティスティックでステキだなぁ。」と思う、ジョン・ガリアーノや、フセイン・チャラヤン・・・みんなイギリスのデザイーだったりします。が、いくら本国でも庶民がそのような高級なブランドを気安く手に入れることはできないわけで(苦笑)・・・。
こうしたファースト・ファッションブランドとデザイナーのコラボ商品は、そこら辺の心理を上手く突いているなぁ~・・・と思ってしまう次第です。
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